楽天モバイルのiPhone 13はお得なのか

楽天モバイルからiPhone 13シリーズが発売されましたが、果たしてお得なのでしょうか。

どんな人が申し込むべきか、ご紹介いたします。
※この記事にはPRリンクが含まれます。

他社と比較

まずは、具体的に費用を比較してみます。

※金額は「iPhone 13」でシミュレーションしていますが、他モデルでも同じ傾向になります。

2年間利用する場合

~1GB/月

月額端末代特典2年間合計実質月額
楽天モバイル0円98,800円20,000円78,800円3,283円
docomo3,465円111,672円22,000円172,832円7,202円
au3,278円115,020円0円193,692円8,070円
Softbank3,278円115,920円28,200円166,392円6,933円
LINEMO990円98,800円3,000円119,560円4,981円
料金比較

~3GB/月

月額端末代特典2年間合計実質月額
楽天モバイル1,078円98,800円20,000円104,672円4,361円
docomo4,565円111,672円22,000円199,232円8,301円
au4,928円115,020円0円233,292円9,720円
Softbank5,478円115,920円28,200円219,192円9,133円
LINEMO990円98,800円3,000円119,560円4,981円
料金比較

月20GB利用する場合

月額端末代特典2年間合計実質月額
楽天モバイル2,078円98,800円20,000円128,672円5,361円
docomo7,315円111,672円22,000円265,232円11,051円
au7,238円115,020円0円288,732円12,030円
Softbank7,238円115,920円28,200円261,432円10,893円
LINEMO2,728円98,800円10,000円154,272円6,428円
料金比較

※比較条件

  • 一人で申し込むと仮定
  • 他社から乗り換え
  • 回線セット・クレジットカードセットの加入はなし
  • 2年間の利用を想定するため、auは2年契約に加入(未加入は+200円弱/月)
  • 楽天モバイルは、3ヶ月無料キャンペーンを未反映です。2年合計が、-0円〜-6,000円ほど安くできます。

大手キャリアは、3GB以上の場合「回線セットや家族2人以上」で契約することで月の金額が表記の金額より1,000円〜2,000円ほど安くなります。

結論

楽天モバイルが安すぎる

Rakuten Mobile

3つの特徴

① プランが安い

最大の特徴は、約8割の人が該当する3GB以下が非常に安いということです。

さらに、毎月使用量に応じて金額が変わるため「今月3GBでよかった・・・」という辛さを味わうことは減るでしょう。

通信量月額
1GB0円 (1回線目のみ)
3GB1,078円
20GB2,078円
無制限3,278円
楽天モバイルの月額料金

② iPhoneが安い

公式価格で購入OK

楽天モバイルのiPhone代金は、公式価格です。

大手3キャリアは金額が12~17%ほど高いのですが、通常価格で購入することができます。

他社から乗り換えなら2万ポイント

さらに、初めて楽天モバイルに申し込み、他社から番号そのまま乗り換える場合「20,000円」相当のポイント還元を受けることができます。

仮にiPhone 13(10万円)の場合、実質8万円と20%OFF相当のインパクトがあります。

③ 通話代を0円にできる

楽天モバイルを契約している人は、「楽天LINK」というアプリを利用することができます。

このアプリから電話をかけると、通話代が無料になります。

一般的な「かけ放題」同様「フリーダイヤル(0120/0800)への通話は対象外」となりますが、通常なら500~1,600円ほどするかけ放題オプションが無料なのは、非常に大きいですね。

もちろん、アプリからかけても電話番号は同じため、相手にはわかりません

デメリット2つ

非常にお得な楽天モバイルですが、

「万人に」おすすめしにくい理由をご紹介します。

① 対応エリア・電波は未だ「強い」とは言えない

エリアカバー率で劣る

「人口エリアカバー率」はauが99.9%に対し楽天モバイルは年内に96%の予定です。

気になる方は、事前に対応エリアを確認しておくと良いでしょう。

プラチナバンドに非対応

電波の届きやすい「プラチナバンド」というものに、楽天モバイルは未だ対応していません。

例えばauなどでは、「電波が届きやすいが速度が遅いプラチナバンド」と「電波が届きにくいが速度が出るバンド」を組み合わせることで、「基本的に速くて、電波の悪い場所でもつながる」を実現しています。

しかし楽天モバイルは未だ総務省からプラチナバンドを割り当てられておらず、電波状況によってはパートナーであるauに繋がったり、圏外になる可能性があるのです。

② 5GB以上使う予定の人は注意。パートナーエリアなら高速通信は月5GBまで

楽天モバイルは未だ整備中で、パートナーとなるau回線でカバーされているエリアもあります。

そのエリアでは、高速通信は月5GBまでになります。5GB経過後は「最大1Mbps」と、Youtubeが中画質(360p)で快適に見れる速度になります。ネットやSNSでも、数秒待ちなどは発生する可能性が高いです。

私の見解

結論、楽天モバイルは1人1回線持つのがおすすめです

楽天モバイルはご覧いただいた通り、特典により国内でも屈指の安さでiPhoneを利用することができます。

また月1GB未満の方に至っては、月額料金は0円(1回線目)です。

正直、スマホ代を安くしたい方は、申し込まない理由がありません

その理由を、お伝えいたします。

※電波の届きにくい場所で、たまに通信が不安になるのが嫌な方は

2枚目として、楽天モバイルを契約することがおすすめです。

実は、iPhone XS以降のスマホでは「SIMカード」を2枚iPhoneに設定することが可能です。

1枚目は今お使いのキャリアや格安SIMを登録し、2枚目に「楽天モバイル」を登録するという方法です。

(つまり、楽天モバイルと同時に他社も、SIMだけ契約するということになります。)

実現できること

普段は、楽天モバイルの回線をメインとして利用し、楽天モバイルの電波状況が悪い時だけ、iPhoneが自動的にもう1つのキャリアで通信を行ってくれ、弱点を補うことが可能です。

(もちろん、この自動的にキャリアを切り替える機能をOFFにすることもできます。)

逆に、普段は他社のSIMを利用し、通話し放題の電話アプリ目的・電話番号を維持する目的・(自分で使用量を調整しながら)月1GBまでは楽天モバイルを利用する、といったことも可能になります。

楽天モバイルは、2キャリア同時に契約すると最強なのです。

1人1回線持つべき理由

① 料金が安い。

iPhoneの料金が最安クラス(公式と同等)

毎月の通信費も最安クラス

月1GBなら、維持費も0円です。

申し込み特典が強く、実質価格も最安クラス

アプリから電話をすることで、電話代が0円

② 回線速度が安定している

一般的な格安SIMは、混雑時遅くなりやすいです

通常「格安SIM」は、お昼時や夕方・イベント会場など「混雑している時、通信速度が極端に遅くなり繋がりにくくなる」ということがあります。

理由は、格安SIMの仕組みが「大手キャリアの回線設備の一部を借りて、大人数でシェア」する仕組みになっているためです。みんながスマホを触る時間帯は、回線がパンクしやすいのです。

混雑時も(体感)速いです

楽天モバイルは、自社で回線設備を有しているため、大手キャリアと構造的には同じになります。

さらに未だ新興サービスで利用者数も桁違いに少ないため、まだまだ回線にあきがあり、混雑時も速いのだと思われます。

③ 2回線目としても最強

先述の通り、下記のような使い方も可能です。

楽天モバイルをメインとして利用し、電波の悪い時だけ他社を利用する(自動切り替え可能)

楽天モバイルをサブとして利用し、電話し放題アプリ・月1GBまで0円・電話番号維持にも

④ 楽天市場、ビックカメラ店舗が安くなる

今回は触れていませんでしたが、楽天のサービスを利用すればするほど、楽天市場・ビックカメラ店頭でのポイント還元率が上がる「楽天SPU」という制度があり、楽天モバイルを契約することで還元率が+1%上乗せされます。

1%ではありますが、簡単に7~10%程度までは上げることが可能で、楽天市場のキャンペーン日などに利用すれば10~20倍などに還元率を高めることも可能です。

またビックカメラでは、店頭のポイントカードと併用するもよし、ポイントがつかないものでもポイントをつけられたりと、上げておくメリットは大きいのです。

⑤ 自宅の固定回線が、1年間無料に

楽天モバイルユーザー限定で、光回線が1年間無料になります。

もちろん、楽天市場とビックカメラ店舗がお得になる「楽天SPU」のポイント倍率も+1%上がります。

この光回線自体は「フレッツ光」の回線を利用しており、速度は今となっては一般的な「超高速1Gbps」になります。

1年経過後の月額料金は、一般的な光回線と同等(マンション4,180円・戸建て5,280円)になります。

楽天ひかりの契約期間は3年間・途中での解除料金は約1万円です。

光回線が必要な方には、最高のキャンペーンですね。

※ただし、過去フレッツ光/光コラボを利用しておらず、自宅にフレッツ光の回線が通っていない場合は「工事費が2万円弱」発生します。

実際の使用感

私は、普段は色々なSIMをあれこれ比較使用ながら、楽天モバイルは常にiPhoneの副回線として登録しています。

そんな中で思うのは、楽天モバイルは使い方によっては最高のSIMだということです。

メリットが強すぎる

  • 毎月1GBまでは無料。3GB以降も最安クラス
  • 電話し放題のアプリが無料
  • 楽天SPUが1%上がり、楽天市場やビックカメラ店舗が安く
  • 固定回線が1年間無料(5~6万円相当)

唯一の弱点である「電波」も以前と比べ大幅に改善されています

一時期、楽天モバイルが未だ発展途上だった際無料で利用できるタイミングがあり、その頃はビル内や、県道上で圏外になってしまったりしていたのですが、ここ数ヶ月圏外という表示は一切見ないほど、安定しています。

楽天モバイルはこんな方におすすめです👍

2回線持ちをしたい方

1つのiPhoneにSIMを2枚設定しておく方は、このような使い方ができます。

楽天モバイルをメインとして利用し、電波の悪い時だけ他社を利用する(自動切り替え可能)

楽天モバイルをサブとして利用し、電話し放題アプリ・月1GBまで0円・電話番号維持に

災害時や混雑・トラブル時、もう1つの補助回線として

楽天エリア内で、Wi-Fiルーターとして使いたい方

楽天モバイルは、楽天エリアとパートナー(au)エリアの2種類があります。

楽天エリア内であれば、何GB使っても最大3,278円で、Wi-Fiルーターとしても使用できます。

※非公式で「1日10GB以上通信を行うと、最大3Mbps程度=Youtubeが高画質で見れる速度に制限される」とのクチコミが昨年ありました。1日10GB=月300GBという容量は、通常の動画用途などでは到達しませんが、大量の通信をご検討中の方はご留意ください。

メリットを享受したく、生活圏内が「楽天モバイル対応エリア」の方

やはり、これらのメリットは非常に大きいです。

  • 月1GBまで無料、それ以降も最安クラス
  • 電話かけ放題アプリが無料
  • iPhoneが非常に安い
  • 光回線も安くなる
  • 楽天市場、ビックカメラ店舗も安くなる

楽天モバイルは、エリアカバー率が年内96%予定のため、残りの4%以外の方にはおすすめです。

対応エリアはこちら

おまけ:楽天モバイルをお得に申し込む方法

下記の記事で紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。

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